と君の嘘の正体


さて、ここから、と君の嘘が発覚していきます。


不信感しかなくなった私でしたが、問い詰める事はありませんでした。


だって私にそんな資格ありません。


でも、好きな人が出来たなら、それを正直に言ってもらえるだけの信頼関係が無いとは思えなかったので


まだ半信半疑、にしておきたかったのです。


と君から、のっとに、ちゃんと言ってくれたら


と、今でも思っています。

でも、それは私が私に与えた罰で

と君も彼に与えた罰なのかもしれません。


8月1日

とあることから、私がLINEで彼を問い詰める流れになりました。

彼は好きな人がいる話はしませんでしたが

事情があるから、ちゃんと話すから待ってて

とLINEで言いました。

嘘をついていた事はわかりましたが、その態度に本当に傷つきました。


その態度から何の誠実さも感じる事はできず


私の愛すると君はもう居ないんだとわかりました。

彼は変わったんだと。

俺の幸せは俺が決める、俺はのっとといるのが幸せなんだ!とカッコよく言った、私の愛する と君は、、もう居ませんでした。


もう何年も前から居なかったんだと認められなかったのは私でした。


と君に執着して、自分の弱さに向き合いませんでした。


その日から丸一日、何をしていても怒りと悔しさと、悲しさと、惨めさと、自分への情けなさや憤りや

感情の坩堝に、気が狂いそうでした。


私は何に腹を立てているのか


好きな人ができるのは、私の望んでいた事だったからです。

それは新型ウィルスが流行り出した時に、いや、もっと前から、もし今私が死んでしまったら、彼が一人になってしまう。

彼に何かあっても家族でない私は、手術の同意書にサインもできない!

やたら三次元の恐怖に押し潰されそうでした。


それならば、好きな人や家族を作って欲しいと思いました。

と君はすごーく親しい人がおらず、基本的にソロが楽な人なんです。

親友はいるけど、たぶんそんなにオープンじゃない人間で、相手の話を聞いてウンウンって相手に合わせるタイプです。


それにつけ入る様な女は嫌だと思います。

でも、それが優しさじゃなくて、と君の恐れからそうなってると気づいてくれる様な人と家族になってくれるなら、私は寂しくても我慢しようと思いました。


私の願いは叶ったのかもしれない

そして、私はそれを本心で言ったつもりでしたが


やっぱり嫌なんだとこの日、やっとわかったのでした。


と君は私に嘘をついた。

私は私に嘘をついた。


私の方が自分への裏切り度が高い事が私を打ちのめしました。


せめて自分にだけは嘘をついてはいけなかったと。



と君が事情を説明するから待ってて欲しいとお願いしてきたあの日

これまでどう考えても数ヶ月以上、そのチャンスがあったのに、なぜこちらから聞かなくては言わないのか

そしてバレたから言うという不誠実さはなんなのか

という怒りで我慢ならず


その事情を聞いて私に何の得があるのか?

と突っぱねた結果


四週間経っても彼からの連絡はありませんでした。

それは、余計に私を傷つけ

翌日に逢いに来て謝って分かり合えるように努力する気持ちさえないのだと


本当に私の事がどうでもいいんだと


今書いてても泣けるほどに、自分の価値をどん底に下げました。牢屋の中で重たい足枷を3個も4個もつけて、もうここから出る事は無理だ


そんな感じでした。