とくんのたんじょうび

わたしは

 

わたしなりにお祝いしてきたんだ

 

だけど

 

とくんのなかにきっとわたしからの

 

おめでとうは、実はあんまり残ってないみたいだ

 

 

事情さんとクリスマスをして

事情さんからお誕生日にご馳走を作ってもらったんだろう

 

嬉しいって泣いたんだろう

 

だって、その時別れる気なんかなかったんだから

 

 

 

わたしはその時、毎日毎日泣いていた

 

事情を説明するからと言ったとくんからの連絡を待ちながら

 

もうわたしから連絡することもできず

 

とくんの誕生日の日が終わった時

 

 

 

藤井風くんの歌を聴きながら

号泣しても何をしても

 

苦しくて

 

そんな風にされなきゃいけない理由がわからなくて

 

 

 

 

だから、もう嫌なんだ

 

二度と

あんな想いはしたくない

 

だから、もういいんだ