また、何度目かの別れ話。
回数を重ねるごとに、今回こそもう、無理だって思う。
逢ってしまうと、別れられない。なぜなら、目の前の彼を、私はほっぽり出す事などできないから、、、あの九月に逢わなければよかったんだ。話などする事はないと、突っぱねれば良かったんだと、今更思う。
事情さんが誕生日のために料理をして待ってたんだろうとか
一緒にどこかに行ったんだろう
私との連絡を絶って。
それを、考えたくなかったけど
それを認められてしまった。
事情さんといました。のっとに何もしませんでした。
彼の言葉は本当に残酷だ。
彼は自分の勇気のなさという盾を身につけて、人を切り刻む。
致命傷だ。クリティカルヒットだ。
もう、頑張れない。
頑張りたかった。
もう頑張れない。
彼は優しい嘘はつけない。人を騙す酷い嘘はつけるのに。